三原山は、東京都大島町にある伊豆大島の最高峰で、標高は758mです。三原山は、伊豆大島の中央に位置する火山で、主に玄武岩質マグマスパター、スコリア、火山弾、火山灰の累積から形成されています。三原山は、中央火口丘(内輪山)であり、カルデラ床からの比高は最大約150m、底径約1.2kmで、径約800mの火口があると考えられています。観光地として火口を周遊する遊歩道なども整備されています。
三原山は、1986年に最新の噴火が発生しています。それ以前には、1912年から1914年にかけて、1950年から1951年にかけての中規模噴火がありました。また、約1700年前に山頂部で大規模な水蒸気爆発が発生し、陥没してカルデラを形成したと考えられています。約1500年前にも大規模な噴火が起こり、山頂部に相接して複数のカルデラが生じたとされています。
三原山に登山する場合、以下の点に注意してください:
- 三原山は、火山活動が活発な場所であるため、天候や火山活動によっては登山禁止になる場合があります。
- 登山前には、天気予報や火山情報を確認し、十分な準備をしてから登山に挑んでください。
- 登山には、適切な装備(登山靴、レインウェア、帽子、手袋、水筒、食料、簡易トイレ、緊急用品など)が必要です。
- 登山中は、火山ガスや火山灰による健康被害に注意してください。マスクやゴーグルなどの防護具を着用することをお勧
めします。
- 登山中は、火口周辺の遊歩道を歩くことができますが、火口内には立ち入り禁止区域があります。また、火口周辺は崩落
の危険があるため、安全に注意してください。
- 登山中は、山の自然を大切にし、ゴミを持ち帰り、火山灰や岩石を持ち帰らないようにしましょう。
以上の点に留意し、安全に楽しい登山をお楽しみください!
「御神スカイライン」とは、伊豆大島にあるサイクリングロードの名称です。この道路は、三原山の麓を走る約5.9kmのヒルクライムコースで、獲得標高は約526mです。また、この道路は、晴れた日には海の向こうの富士山が望める絶景コースとしても知られています。
下の写真は御神スカイラインから見える元町です。
伊豆大島には、自転車で走ることができる多くのコースがあります。その中でも、有名なのが「御神スカイライン」と呼ばれるサイクリングロードです。この道路は、三原山の麓を走る約5.9kmのヒルクライムコースで、獲得標高は約526mです。また、この道路は、晴れた日には海の向こうの富士山が望める絶景コースとしても知られています。
伊豆大島には、他にも多くのサイクリングコースがあります。
火口周辺は、有毒な火山ガスが流れているため、ぜんそく、気管支疾患、心臓疾患、また体調不良の方は火口周辺の立入をお断りしています。また、当日のガスの濃度や濃霧によって、入れない場合や、風向きによって、入ることのできるゾーンが限られる場合があります。事前に阿蘇火山火口規制情報⁴を確認し、火口周辺にはマスクやゴーグルなどの防護具を着用することをお勧めします。火口周辺は崩落の危険があるため、安全に注意してください。以上の点に留意し、火口観光をお楽しみください!
三原山周辺には、多様な動植物が生息しています。大島には、本州とは異なった動植物が多く存在しており、伊豆諸島の固有種も多数存在しています。ただし、三原山周辺での動植物の観察については、火山活動や天候によって制限される場合があるため、事前に情報を確認することをお勧めします。
大島で見られる動物としては、以下のようなものがあります。
- ノスリ
- ハヤブサ
- ミサゴ
- モリアオガエル
大島で見られる植物としては、以下のようなものがあります¹:
- シマトネリコ
- シマツツジ
- イヌツゲ
- オオバコ
- オオイヌノフグリ
ツアーバスは三原山山頂の駐車場に到着しました。時間は12:13です。山頂駐車場は霧が立ち込めています。山頂からの眺望を楽しみにここまで来ましたから少し残念です。
三原山山頂駐車場は大島バスの三原山ライン(元町港〜三原山温泉〜三原山頂口)もしくはレインボーライン(大島公園〜三原山温泉〜三原山頂口)で三原山頂口バス停に到達できます。駐車場は20台分あり、無料で利用できるようです。
大島バスの三原山ラインは、大島旅客自動車(株)が運行する路線バスで、元町港や三原山温泉などのバス乗り場を運行しています。三原山ラインは、元町港・岡田港と三原山を結ぶ路線で、三原山温泉や椿の森公園など三原山観光に利用できます。
大島バスのレインボーラインは、大島旅客自動車(株)が運行する路線バスで、大島公園から三原山頂口までを結ぶ路線です。
大島公園は、富士箱根伊豆国立公園内の大島にある自然ふれあい公園で、海岸線や松林、植物群落などの景観を楽しめます。大島公園には、動物園や椿園などの施設があり、100種以上の動物を飼育しています。また、海岸遊歩道も整備されており、約5.5kmのハイキングコースで、約3時間で歩くことができます。海岸線に沿って整備されており、景色の良い松林の中をたどります。遊歩道から少し入ったところにある松林は、日本の白砂青松100選の一つに選ばれており、海浜植物群落の一部は国の天然記念物に指定されています。
三原山山頂展望台からは、天城の山々、伊豆半島最高峰の万三郎岳(1,406m)、万二郎岳(1,299m)、遠笠山(1197m)、矢筈山(816m)などが見えます。展望台からは富士山が大きく見えるほか、箱根~伊豆半島東部の山並みを見渡すことができます。
晴れてれば、きっと絶景の「フォト・スポット」です。霧が濃くて何も見えません。残念。
三原山山頂駐車場は霧が濃くてツアーバスも隠れています。
三原山山頂駐車場にあるジオパークは、伊豆大島ジオパークのジオサイトの一つです。三原山は島全体が活火山で、中でも島の中央に位置する山で、島民に御神火様として崇められてきた、まさにシンボルともいえる山です。三原山頂口には駐車場も整備されているので、レンタカー等の車両は山頂口の駐車場に停めることができます。三原山トレッキングを楽しむことができます。三原山トレッキングは、伊豆大島ジオパーク認定ガイド一期生の案内で巡ったコース、三原山頂口より山頂を目指し、火口を一周した後、裏砂漠方面に下って温泉ホテル方面へと続くコースがあります。
ここには電気自動車の充電スタンドもあります。
三原山山頂駐車場にある交番です。正面にはパトカーも停まっています。何かと安心ですね。
三原山山頂口には、名代 歌乃茶屋の茶屋があります。名代 歌乃茶屋は、三原山頂口展望台に位置し、地元の食材を使った島料理を提供しています。
具体的には、明日葉を練り込んだそばや、椿油で揚げた明日葉の天ぷら、地元の魚や貝料理などがあります。
三原山山頂口にある謎の施設です。何でしょうか?
「外輪山 三原山展望所」です。本日は霧が濃く、よく見えず残念です。
外輪山展望台の説明看板です。霧で眺望が良くないので、この説明看板をよく読むしかないかな。
富士箱根伊豆国立公園「大島三原山大島町」の石碑です。
三原山展望所にある「三原山内遊歩道案内図」です。この案内図には、裏砂漠線、カルデラ周廻線火口一周コース、周回乗馬コース、火口見学道、山頂遊歩道の各コースの説明があります。
三原山は、東京都大島町の伊豆大島にある火山で、約10万年前から始まった海中火山の噴火によって生まれました。1777年の噴火以降、三原山火口からストロンボリ式と呼ばれる赤い溶岩を吹き上げる噴火を繰り返し、その噴火は「御神火」と呼ばれ島の人々に崇められてきました。
三原山は、現在も活発な火山活動を続けています。三原山は、1950-51年に噴火が起こり、そのすぐ後に中央部分が大きく陥没し、直径1kmものカルデラができました。1986年には山頂の竪坑状火孔で噴火が始まり、内輪山縁にあった火口茶屋が焼失し、さらに溶岩が内輪を超えて北西部からカルデラに800m流れ出しました。三原山は、噴火警戒レベルが設定されており、噴火警戒レベルが1以上の場合は、火口周辺に立ち入ることが禁止されています。
ストロンボリ式噴火とは、噴火形態の一つで、間欠的で比較的穏やかな爆発を伴う噴火で、火山礫、火山弾が数百メートル程度の高さに達する噴火に用いられる用語である。この噴火は、強く爆発的でないために火道のマグマ供給システムが壊れにくく、長期間(数ヶ月~数年)に亘って活動することが珍しくない。ストロンボリ式噴火は、玄武岩から安山岩の火山によく見られる噴火形態であり、円錐台の形をした火砕丘が形成されることが多い。ストロンボリ式噴火は、日本でも西之島の2013年から続く噴火が挙げられる。
ストロンボリ式噴火で噴出される溶岩は、赤い色をしていることがある。しかし、ストロンボリ式噴火で噴出される溶岩の色は、噴火する火山の地質学的特性によって異なる場合があるため、必ずしも赤いとは限らない。
ストロンボリ式噴火の歴史については、Wikipediaによると、ストロンボリ式噴火は、イタリアのストロンボリ山で最初に観測された噴火形態であるとされています。また、阿蘇山の中央火口丘にある米塚スコリア丘も、数千年前のストロンボリ式噴火で形成されたものであるとされています。
ツアーバスに戻ると、晴れていれば見られる景色を写真で紹介されました。時間は12:28です。これから大島温泉ホテルに向かいます。そこで昼食をいただく予定です。